Quantcast
Channel: スポーツナビ+ タグ:マー君
Viewing all articles
Browse latest Browse all 21

ここまで差がついてしまったのか・・・

$
0
0
甲子園の熱闘から5年――。早稲田実業・駒大苫小牧から日本ハム・楽天と互いにユニフォームを変え、5年のときを経てついに直接対決が実現しました。しかしこの5年もの月日は、両者に埋めることの出来ないほどの力の差を生み出してしまいました。ルーキー時代からプロの一線で投げ続けてきたマー君はもはや球界を代表する投手へと成長を遂げました。打ってみろと言わんばかりのマウンドでの気迫や、躍動感のあるフォームから繰り出されるストレートとスライダーの切れはまさに圧巻。さらに最近では調子が悪いなりにも使える球を見極め、相手を抑え込む修正能力をも身につけ始め、ますます隙のない投手へと進化してきています。一方のハンカチ王子は大学に進学し、アマチュアへの道を進みます。ここで彼の苦悩の日々が始まります。フォームを崩してしまい、高校時代にあったストレートのキレがなくなり、マウンドにおける支配感がみられなくなってしまったのです。大学通算31勝を挙げ、大学日本一になるなど輝かしい結果とは裏腹に、周囲の評価は賛否両論のものとなりました。そして迎えたプロでのマウンド。そのピッチングを見て唖然としてしまいました。良く言えば新人離れしていると言えるのでしょうが、彼のピッチングは晩年の投手が見せる「交わす」投球スタイルへと変わってしまっていたのです。確かにゲームは作れるが、エースと呼ばれる投手に見られる、絶対に点を取られないような雰囲気みたいなのが見られなくなってしまったのです。6回3失点で抑えられれば上等、そんなピッチャーを化してしまっていたのです。今日の対決。エースへと変貌を遂げたマー君と、迷いに迷い凋落してしまったハンカチ王子の両者の命運がはっきりとししてしまったゲームと言えるのではないでしょうか。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 21

Trending Articles